仕事で失敗したときは、これだけは守れ。

失敗に気付いたときの心理

「しまった。」と自分の過ちに気付いてしまったとき。
あなたはかなりの焦りに陥っていることでしょう。
起きてしまったことは、もうどうしようもありませんが、これから起こることは
そこからの行動次第で変えることができます。
次に挙げる「やるべきこと」「やってはいけないこと」を守れば、
被害を最小限に食い止めることも、同じ失敗を二度と繰り返さないことも可能になります。

絶対にやってはいけないこと

  • 失敗を隠蔽する

 真っ先に頭を駆け巡るのは「なんとか誤魔化せないか?」という考えでは無いでしょうか?
この状況が周囲にバレると大変なことになる。
だったらなんとか誤魔化して、無かったことに出来ないだろうか?
いうまでもなく、そんなことは絶対にやってはいけません。
その場は誤魔化せても必ずバレます。
それどころか状況は刻一刻と悪い方向へ進み、誤魔化そうとすればする程、
取り返しが付かなくなると心得てください。

逆にすぐにやるべきこと

  1. 起こったことを正確に把握する。

まずは深呼吸し、起きたことを正確に把握しましょう。
「何をどう間違えたのか?」「それはどれくらいの範囲に影響しているか?」
自分の失敗を露わにするのは心苦しいことでしょうが、覚悟を決めて状況を把握しましょう。

  1. 上司に報告する。

 「上司に報告する。」失敗してしまったとき、一番したくないことでしょう。
しかし、これを先送りにすればする程、あとで「なぜすぐに報告しなかった」と
叱られることが1つ増えるだけです。
 もしかしたら上司の力で失敗を最小限に食い止めることができるかも知れません。
上司はあなたと運命共同体であり、どんな失敗でも、自分の担当エリアで起きたことの責任は上司にあるのです。
躊躇することなく、起きたことを正確に報告しましょう。
ひとことふたことの小言をいわれるのは当然のことと諦めてください。
第一報は、早ければ早いほどその時打てる最良の一手です。

  1. いいわけをしない。

 上司に失敗を報告するとき、絶対に「いいわけ」をしてはいけません。
とにかく起きたことを正確に伝えることだけを考えてください。
どんな上手ないいわけをしたとしても、この段階では上司の反感を買うだけです。
いいわけとは「自分を守りたい」の現れであり、ひいては「自分は悪くない」と言っているように
捉えられてしまいます。
上司にしてみれば、この段階で聞きたいのはいいわけではありません。
一刻も早く正確に状況を把握し、どういう手が取れるかを考えることです。
いいわけなんてしても「全く反省の色が無い」と思われるだけで100害あって1利無し。
自分が悪くないと思っても、絶対にいいわけをすべきではありません。
本当に悪くないと思うなら、この状況が落ち着いた後でいくらでも言いましょう。

二度と同じ失敗をしない為には。

 論語に「過ちては改むるに憚ること勿れ。」「過ちて改めざる是を過ちという。」とあります。
誰でも間違いは犯してしまうものの「間違いを反省しない。」それこそが過ちである。
間違ったと思ったら「ごめんなさい。」を言いなさい。と、全くもってこの言葉のとおりです。
論語が作られた時代にも、きっと間違いを犯しても全く反省しない人間がいたのでしょう。
それくらい自分の過ちを認め、改めることは難しいのだと言えます。
失敗を繰り返さない為には、まずは「どうしてその失敗をしてしまったか?」を、しっかりと分析することからスタートです。
どんなに嫌でも、起きたときのことを出来るだけ思い出し、冷静に間違いの原因を見つけてください。
原因がわかれば、対策の取りようが見えてくる筈です。上司も巻き込んで2度と起きない仕組みづくりをするところまでが、失敗してしまった人の責務です。

失敗を繰り返さない心構え。

失敗をしない心構えとは、実はそんなに難しくありません。
「ルールを守る。」これだけです。
仕事をする上では、決められた手順や、やるべき事が決まっている筈です。
もし決まっていないなら決めなければなりません。
決められたルールに従っていて間違いが起きたのと、決められたルールを勝手に逸脱して間違いが起きたのでは、同じ間違いでも大きな差があります。
前者はルール自体の問題、後者は本人の問題となり、大きな信用を失ってしまいます。
仕事をする上で決められているルールを守るということは、
周りからの自分自身の信用も守ることになります。
仕事をするときは、どんなに細かいことでも決められたルールは守りましょう。

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